メイトの備忘録

2013~2021までのアルスマグナの活動記録ブログ

2018.02.09-12KENTO KUROU in "Dark Retribution"

!!WARNING!!

今回は円盤化されていないので、思い出せる限りのストーリーやセリフを羅列していきます。

全ての回に行ったわけではないので、どこまで正確か自信がありませんのでご注意ください。また、全員敬称略です。ご了承ください。

また、本公演は再演、円盤化も決定しているため、完全ネタバレ記事となっております。初見のドキドキ感を大切にしていただきたいので、まだ見ていない方は御遠慮ください。

再演の詳細↓

 http://ars-magna.jp/eventpage/2019/20190414-15_kentokinema02.html

 

 

 

-----------------------------------------------------------------------------------

 


クリスマスプロム2017の先生パートの続きからスタート


私立九瓏ノ主学園の理事長にして父、九瓏ヒロシ(cv大杉漣)の功労賞受賞を祝い、内輪のパーティー開催前夜から話は始まる。


夕食の時間をすぎても帰ってこないケントに、使用人の環は業を煮やす。まぁまぁと他の使用人達になだめられ、今日1日の報告と九瓏家主従の契「太陽の5箇条」を復唱したところでケントの帰宅。


コートと白衣を脱いでくつろぐケントとケントの身の回りの世話をできる喜びを隠さない使用人達。タバコを吸おうとするケントに「帰ってくるのが遅かったバツです!」と言って没収する環。

そんなじゃれ合いをしながら、ケントの近況(今日部活の帰りにみんなでラーメンを食べた。全員で特盛を頼んだんだが、ラーメンなんか食べそうにないやつ(-⊡ω⊡)も「熱々ラーメンの早食い対決ですから」とか言って食べてんのw)を嬉しそうに聞く使用人。

 

ところで、使用人達の近況は?と聞くケント。

「健康に過ごしておりました」(椎名執事)

「今日は目覚まし時計がなる1分前に目が覚めました。そういう時って勝った気持ちになりませんか?」(影山)

という平凡な話を聞き、「お前達の話はつまんない!主人を楽しませろ!主人は誰だ?」「「ケント様です」」「主人の言うことは?」「「絶対です」」からの日替わり一発芸が始まる。

 

先生のテーマに沿った一発ネタのテーマは
9日:鉄板ネタ
10日昼:戦隊モノの必殺技
10日夜:女性を1発で落とす言葉


先生と使用人がトルコ行進曲のアレンジ版に合せて踊りだし、日替わりで使用人を先生が指名して、使用人が1発ネタ→先生がそれに対して一言コメント。を4人ほど繰り返して最後はまた全員で踊って終了って感じだった。(勝手に親衛隊 九瓏家使用人verって感じ)


~使用人たちの奮闘(覚えている限り)~
9日:(影山)テンパったのか何を言って何をやったのかよく聞き取れなかったw
(伊織)グーフィーの物真似(そっくり)(その時目は隠す)
(香川)思い出せない


10日昼:(百合野)ミッキーの物真似で何か言ってた(この時も目は隠す)
(香川)○○斬り!って言ってた
(影山)執事戦隊プリキュアフラッシュ!!(こんな感じっぽいこと言ってた)それに対して先生は、「え?今何言ったの?何て言ったのかな~」って日替わりコーナーが終わっても首傾げてた。


10日夜:(瑞沢)思い出せないけど、消化不良な感じだった気がする。
(百合野)もしよければ、紅茶を1杯一緒に飲みませんか?(先生「えー1杯でいいの?」)
(影山)マッチはいりませんか?マッチはいりませんか?私はいりませんか?(観客の感触もよかった)
(隈川)私は貴女を落とすことはできませんが、支えることはできます。(先生「なんだか胸が温かくなる」)

 

疲れたから風呂入るとケント。使用人達(椎名、香川以外)は自分が背中を流すと争い出すが、男に背中ながされたって嬉しくない。1人で入る!と退場。(その時「今シャンプー何使ってるのかな~」「ラァァックススゥパァリィィィッチ(超小声)」とか「今日はシャンプーハット使お~」とか先生がアドリブ言ってた)


「ケント様も男性ですから女性に背中を流されたいんですね。」としょんぼりする使用人。榊原家の使用人はメイドだそうですね。ケント様も女性にお背中を流してもらった方がいいでしょうと盛り上がり、使用人隈川が榊原家メイドの衣装を取り出したところ、影山が「ケント様のため女性を研究し、私が素晴らしいメイドになります!」的なこと言って、メイドのカチューシャ被ってブルゾンち〇みをオマージュした日替わりネタやりだした。


9日:ケント様のお背中を流したいけど流せないですって?バカ執事!ケント様のお背中を流したい執事は35億


10日昼:ネタをやったんだけど、カチューシャつけてすぐにずり落ちて昔のCHEMISTRY川畑のサングラスみたいになって爆笑が起きて思い出せない。使用人達も笑い転げてた。


10日夜:ケント様を喜ばせる方法がわからない?バカ執事!ケント様はうしおととらが好きなの。うしおととらの名台詞「俺は何回女性の涙を止められるだろう(ポーズ付き)」を再現。

 

くだらないことはもうやめにして、明日に備えなさい!と叱責する椎名執事。蜘蛛の子を散らすようにはけていく使用人達。
椎名執事と香川執事が2人だけ残り、雰囲気は重暗く。「念の為の確認ですが、明日カイト様はいらっしゃるのでしょうか?(香川)」「パーティー出席と連絡を受けています(椎名)」

【暗転】

 

"カイトが帰ってくる"この事実を改めて椎名に確認するケント。

動揺し、水を持ってきた瑞沢に「すぐ眠れるような酒を持ってこい」と掴みかかる。怯えながらも足早に立ち去る瑞沢。「あの時のことを謝りたい。ありがとうと言いたい。でも兄さんが怖い。今なら逃げ出せる。...ダメだ!そんなんじゃ!」と葛藤するケント。

絞り出すような声で、苦悩し自我が崩れかけているところで瑞沢が酒を届けにくる。酒を一気に飲み干し、机に突っ伏す。

(ここでGeroの敗北の少年で先生ソロダンス)

【暗転】

 

パーティー当日、最後のチェックと共に今回は"表"の仕事だけでは済まないかもしれないことを告げる椎名執事。使用人達はそれぞれの持ち場につく。
九瓏家に仕えて1番日の浅い影山は、香川執事にカイトの顔の特徴などを聞く。

(ここで、今までのライブで出てきたケントと兄の確執について再び語られる)

それに怯える影山。優しい声色で「影山さん、そんなに怖い顔しなくてよいのです。ただ、私達は帰ってくる主人を迎えればよいのです」と伝え2人はける。

【暗転】

 

ケントの世話を任せれた伊織と環。ケント「パーティーに出席しなきゃだめ?偉い人たくさん来て挨拶回りしないといけないんでしょ?環が代わりに行って!」

環『ダメです』

ケント「ケチ!」

環『私の40%は優しさでできております』

ケント「今どき薬だって半分は優しさでできてるぞ」

環『残りの60%は水分でできております。だって、人間だもの...』

ケント「じゃあ伊織!」

伊織『いくらケント様の命令でもお答えしかねます』

ケント「じゃあお願いなら?(おめめキラキラ)」

伊織『お願いでもだめです』という会話が繰り広げられる。


一方、なかなかカイトが姿を表さない。20年以上家を空けた人が今日に帰ってくるのか?と香川執事に質問を投げかける使用人。「カイト様は必ず帰ってくる」と言い切る香川執事。「少し昔話をしましょう」とカイトが帰ってくると言いきれるエピソードを話し出す。

(カイトは旦那様によく似て、品行方正、成績優秀。優秀なのは勉強だけではなく、ポスターを書く宿題で、絵の具を5つも費やし、18枚も描いて素晴らしい賞をいただくような優秀であることに対してのプライドの高さも持ち合わせてる。しかし、そんなカイト様を旦那様は1度も褒めたことはなかった。1番を取るのではなく、1番を取り続けることが九瓏家の跡取りとして求められたから。そんなカイト様が、温度のない形式的な文章でも、旦那様から招待を受けたパーティー。来ないはずがない)

【暗転】


伊織、環の厳重の警備をかいくぐり、幼少期ケントの砦だった秘密基地に足を運ぶケント。

(ここで秘密基地席に座っているメイト弄りが始まる。「(後ろを向いて先生を見ているメイトに対して)懐かしいなぁ~後ろ向き人形!そうそうピンクの色してた!」とか、「あれ?こんなところにこんなものあったっけ?」ってメイトの顔を覗き込む等々)


「兄に会いたくない。けど謝らなくちゃ」葛藤していたところ、兄カイトが秘密基地にやってくる。

カイトの顔を見ることができないケント。その態度に「狭い暗いココがまるでお前の本質」やら、「今度は生徒の中に隠れているのか」やら、「僕からまた逃げたのか。弱虫は変わらない」と煽るカイト。

「ボクは弱虫なんかじゃない!」叫び、その場から逃げ出すケント。「ボクは弱虫じゃない、弱虫じゃない......」過去のトラウマが蘇り、取り乱すケント。


一方、カイトの幼少期を知っている数少ない香川執事が、カイトに出会う。

「久しぶりだな。お前がモーニングを着てるとは...」「それはお褒めの言葉と取っておきます」と、昔を懐かしむ2人。そして、旦那様が呼んでいることを告げる香川。それに従うカイト。

階段から足を踏み外しかけたカイトに対し、すかさず「カイト坊っちゃま!」と手を差し伸べる香川執事。

最初は手助けも拒んだが、最終的には「せめて坊っちゃまはやめろ」と述べ、香川執事の介助を受けながらヒロシの元に向かう2人。

 

カイトと香川執事を見かけた客人が「もしかしてあれがカイト様?」「なかなか顔を出さないっていう?」と噂話を始める。それを聞きつけた百合野が「瑞沢さん、ここは任せました。わたくし、噂話って嫌いなんですよねぇ…」というセリフと共に手袋をはめ直し、客人をどこかへ案内しながら立ち去る。

【暗転】

 

取り乱しているケントを発見し、呆然とする環と支えようとする伊織。しかし、怯えながら椅子の上で足を抱え込み震えるケント。

(ここで客席に残りの使用人が現れ月の5箇条からのNAzNA)

YouTube


理事長は椎名執事にカイトが帰宅した旨を伝えられ、次男ケントに自室に来るよう伝える。

命じられた椎名は、ケントの元に向かったところ、「にいさんはおべんきょうができて、おうたもじょうずでね、だからおとうさまともおはなしできて、かいとお兄さまは、とく別なんだ!特べつ、カイトおにい様、こわい、一人は怖い。ボクは弱虫なんかじゃない。ボクを見て(喉から絞り出すような声)...」

と、目を背けたくなるような取り乱しよう。ケントの傍についていた環に下がるよう伝え、執事の証である手袋を外し、目の焦点が定まらないケントの頬を打つ。そして、正気に戻ったケントに旦那様の元に向かうよう告げる。


先に父の元に辿り着いていた兄カイト。父から、「そろそろ家督について考えなければいけない。カイト、家に帰ってきなさい。」と告げられる。

その言葉に「20数年ぶりに息子と顔を合わせたのに他に言うことはないのか。もっと人間らしい会話ができると思っていたのに。」と吐き捨てるカイト。

それに対し父は「あえて声をかけるなら、お前は私だ。お前の考えていることは良くわかる。ハンデを背負ってここまできたことを褒められたいのか。そこまで頑張らなくて良いと言われたいのか。それは私は侮辱ととるが、お前は違うのか、カイト。」と答える。

また、「お前はもっと落ちろ。落ちれば落ちるだけケントのように空の広さを知るだろう。空はもっと高い」と告げる。


その折、ケントも父の私室に到着。父からは、2人が家督を継ぐ可能性があること。そのためには、九瓏の名前を汚すような真似はしないこと。相応しい振る舞いをすること。を告げられる。

それに対し、ケントは「生徒の上に立つことだけが正しい教師とは思わない。兄さんには生徒の中に隠れてると言われたが、私は生徒に寄り添い共に喜び、共に悩み、共に歩む方法だってある。それが九瓏の名を汚すとは思えない。しかし、家督を継ぐのは兄さんが相応しいと思う。」と伝える。

父は「ケントのやり方を私はかっている。しかし、お前は優秀な兄の影に甘えている。九瓏の名を汚すようなことがあれば、アルスマグナは認められない。」と伝え、2人を退出させた。


「自分にもまだ家督を継がせるつもりがあるのか」と驚きを隠さない兄カイト。

「自分の教師のあり方が認められた。アルスマグナを守るためにもこれからも頑張らなくては」と意気込む弟ケント。


自宅に帰ろうとしたところ呼び止められるが、なかなか顔を見ることができない弟に対し再び弱虫と罵るカイト。

「話を聞いてほしい!自分は弱虫なんかじゃない!」と兄の顔を見た拍子に近くにあった食器棚にぶつかり、再び食器棚は倒れかかる。

とっさにカイトはケントを庇い、食器棚はカイトに倒れかかる。幸い大きな怪我にはならなかったが、その様子に過去のトラウマが蘇るケント。

「あの時はごめんなさい、助けてくれてありがとう。ボクが兄さんを壊したんだ」と兄に泣き縋る弟。

「お前は弱虫だけじゃなくて泣き虫も健在か」と話すと「だって泣くと兄さんが守ってくれるから」とケントが答え、「なんだそれは」と笑いがこぼれる兄カイト。

2人の間に今までにない少し柔らかい空気が流れた時、騒ぎを聞きつけ、駆け寄る執事達。


ケントは名残惜しみながらも自室に連れていかれ、カイトは香川執事に紙とペンを求める。

香川は自身の手帳を手渡したところ、全て処分するように命じられていた幼少期のカイトの写真(九瓏兄弟の確執が起こる前)を本人に見られる。

「全て処分するように命じたはずだが?」と苦笑をもらすカイトに「処分の方法までは命じられていませんから」と返す香川。

「やっぱりお前にモーニングは似合わない」と仕方がないやつだと言わんばかりに肩を竦めるカイトに「お褒めの言葉と受け取っておきます」と嬉しそうに答える香川。


自室で今日の出来事を噛み締めるケントの元に、カイト様からお手紙です。と手渡す香川執事。

手紙には「自分の理想から随分と遠回りしてしまった。今回のおかげで理想の兄に立ち返ることができた。顔を合わすことも増えるだろう。これからは知らんぷりはなしだぞ。」と書かれており、咽び泣くケント。

【終演】